昭和33年9月

昭和33年9月18日、台風21号が伊豆半島に上陸し、鹿島灘に抜けて福島県沖を通過した。さらに27日には台風22号が21号同様伊豆半島に上陸し、福島県中通り南部から浜通り中部を通って太平洋に抜けたため、阿武隈川流域は記録的な豪雨に見舞われた。
台風21号により吾妻山系に18日7時頃から3時間にわたって100mm程度の雨量があったため阿武隈川の水位も急激に上昇、12時頃には各所で警戒水域を突破した。さらに、次いで襲来した台風22号(狩野川台風)の中心が阿武隈川流域内を通過したため、特に吾妻山系に豪雨をもたらし、阿武隈川の本支川ともに急激に増水し各所で警戒水位を突破する大洪水となった。水位は、福島で最高4.25m、須賀川では6.84mを記録した。
台風21号そして22号、相次ぐ台風の影響による大雨で河川が氾濫し、護岸根固め等の決壊をはじめ住宅街や温泉街への浸水などの被害も発生。また、激しい風雨による収穫最盛期の果樹への被害も報告された。

昭和33年9月

出典)「阿武隈川 洪水記録写真集」、建設省福島工事事務所(現 国土交通省福島河川国道事務所)、平成12年3月、76ページ

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