第5回サミット概要
<開催日時> 平成10年10月27日 12:50〜18:00
<開催地> 福島市
<主 催> 阿武隈川サミット実行委員会
<参加人数> 580名
<開催内容>
このサミットでは、福島県南部から栃木県北部を中心に、平成10年8月末から降り始めた観測史上まれに見る集中豪雨により、特に阿武隈川の無堤部の至る所で氾濫し、流域にも甚大な被害をもたらしたことから、今後の治水対策と流域の安全について、公開討議を行いました。
その結果、自然の猛威を知らされた今回、大きな被害を受けた地区を中心に堤防などの整備と併せ、被害を最小限に食い止めるためのソフト面からの対策や、構造的に水害に強いまちづくりを推進していくことが重要であることを確認しました。
これに基づき、国・県との連携のもと、治水対策と流域の安全について流域が一体となって推進するために、専門的な組織づくりを図ると同時に、自治体と住民が一体となった対策づくりを基調とした共同声明を採択しました。
<日 程>
■記念講演 三浦 裕二(日本大学理工学部教授)「河川舟運と地域交流」
■水害発生状況報告
■討 議 29市町村長による公開討議テーマ:「住民の安全対策と災害時の流域連携」
■全体会 「阿武隈川との共生憲章」の決議
共同声明決議
■講 評 山根 昭(建設省東北地方建設局河川部長)
■その他 ふるさとの川整備計画紹介鳥取市…旧袋(きゅうふくろ)川
新十津川町…徳富(とっぷ)川
キャラクターデザイン入賞者表彰及びマスコット発表
マーチングバンド演奏:福島市立清水小学校
<共同声明>
- 安全な川づくりのため 水防対策の組織をつくろう
- 住民の安全確保のため 水害に強いまちをつくろう
- 害時は相互協力により 流域市町村の連携を図ろう
<共同声明に基づく事業計画>
- 仮称「水防対策専門部会」の設置