第4回サミット概要
<開催日時> 平成9年10月2日 13:15〜16:55
<開催地> 福島市
<主 催> 阿武隈川サミット実行委員会
<参加人数> 490名
<開催内容> テーマ「母なる川 阿武隈川との共生をめざして」
これまでは、主に行政側での課題と問題点が認識されてきましたが、このサミットは、上・中・下流に暮らす住民の阿武隈川についての考え方を共通理解しながら、行政と流域住民が連携を持って成すべき事は何かを確認し、今後における実践活動をしていくために三分科会に別れ意見交換を行いました。
その結果、緑や生物などの自然環境の保全と創造、産業や文化の育成といった社会・教育活動、道や公園と一体となった豊かな地域づくりなど、あらゆる事象において川が最重要な構成要素であるということを改めて認識し、流域に暮らす人々がより一層連携を強めて行動していくことを確認しました。
これに基づき、自治体と住民が相互に連携と交流を深め、阿武隈川を基軸とした地域づくりに「流域一丸」となって取り組んでいくことを基本とした共同声明を採択しました。
<日 程>
■記念講演 イーデス・ハンソン「地球に優しい暮らし方」
■河川環境ー私の主張(中学生)
優秀作品発表及び表彰
■分科会 文化交流、全域活動、住民啓発の三分科会で討議
■全体会 各分科会代表自治体長による会議内容発表
阿武隈川サイク・リンク行動計画決議
■講 評 青山 俊樹(建設省東北地方建設局長)
■その他 合唱(コーラスもとみや混声合唱団)
<共同声明>
- 情報の交流で 文化を見出し 川の良さを大切さを知ろう
- あぶくま川を軸に 道や緑と調和した 流域づくりを進めよう
- 清らかな流れを守りつつ みんなの力で 楽しい川をつくろう
<共同声明に基づく事業計画>
- 阿武隈川流域情報誌の作成
- 仮称「阿武隈川流域住民憲章」の制定とキャラクターの制作