阿武隈川サミットの概要

1)阿武隈川サミットの目的

母なる川、阿武隈川をよく知り川との共生を目指しながら、流域それぞれの実態に即した治水・利水計画との調和を図り、河川環境の保全を推進するため、福島県・宮城県内の阿武隈川沿いの29自治体(発足当初)が一堂に会し、それぞれの流域での役割を担いながら、次世代に共通の遺産として良好な河川環境を伝えていくことを目的に、サミットを開催するものです。

2)阿武隈川サミット開催の経緯

  1. 近年の都市化等により、阿武隈川と人々との関わりにも大きな変化が生じ、治水、利水、そして水質を含む河川環境の保全が重要な課題となっています。
     これらの問題に対処するためには、阿武隈川流域の自治体が一体となって、その対策に取り組むことが緊急な課題であることから、サミットの開催を福島市が提唱しました。
  2. 「第1回阿武隈川サミット」は、平成6年10月21日に阿武隈川流域の福島県内24市町村長が一堂に会し、開催されました。
     本サミットでは、各市町村における阿武隈川の現状と課題について意見を交換し、上・中・下流それぞれの抱える問題をお互いに共通理解することを目的にしましたが、流域一体での取り組みが必要であり、サミットの重要性が確認されました。
     そして、参加24市町村長による共同声明が採択され、今後阿武隈川の環境の保全に積極的に取り組んでいくことを確認しました。
     本サミットにオブザーバーとして参加した宮城県の2市3町については、第2回サミットからサミットメンバーとして参かすることになった。
  3. 第2回阿武隈川サミットから、福島・宮城両県の阿武隈川沿いの29市町村により構成する阿武隈川サミット実行委員会が開催することになり、平成7年11月24日に福島市で開催されました。
     第2回及び第3回サミットでは、「母なる川、阿武隈川との共生をめざして」をテーマに、治水・利水分科会、河川環境保全分科会の2つの分科会に29市町村長が分かれ、積極的な意見交換を行い、源流から最下流までのそれぞれの流域で多様な姿を見せる阿武隈川について、共通の認識を深め、流域に暮らす人々がお互いに理解することが、流域が一体となって基本理念を実現するための原点であることを確認し、いくつかの行動計画を核とした第2回及び第3回サミット共同声明を採択しました。
  4. 第4回阿武隈川サミットからの概要は、各サミットの概要をご覧ください。

    ①第7回阿武隈川サミット・・・流域2000年宣言

    ②第10回阿武隈川サミット・・・10周年記念講演「清水國明の体験的環境論」

       ※以降、サミットは隔年開催となり、中間年は講演会及び交流会を開催することとなりました。

    ③第14回阿武隈川サミット・・・基調講演「災害の世紀に備える」

       ※東日本大震災以降、初めてのサミットとして平成25年2月12日(月曜日)に開催いたしました。

3)阿武隈川サミットメンバー

阿武隈川が流れる福島県・宮城県内29自治体長(発足当初)
29自治体名

●福島県  5市12町7村

西郷村 白河市 泉崎村 東村 中島村 石川町
玉川村 矢吹町 鏡石町 須賀川市 郡山市 白沢村
本宮町 大玉村 二本松市 安達町 東和町 飯野町
福島市 伊達町 桑折町 保原町 国見町 梁川町

●宮城県  2市3町

丸森町 角田市 柴田町 岩沼市 亘理町

(第1回はオブザーバーとして参加) *以上、上流から掲載

 

その後、市町村合併により、現在は22自治体で構成している

●福島県  7市5町5村

西郷村 白河市 泉崎村 中島村 石川町 玉川村
矢吹町 鏡石町 須賀川市 郡山市 本宮市 大玉村
二本松市 福島市 伊達市 桑折町 国見町  

●宮城県  2市3町

丸森町 角田市 柴田町 岩沼市 亘理町

 

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