「あぶくま川の詩」製作について

1 主  旨
ふるさとの川「阿武隈川」は、流域に豊かな恵みをもたらし、私たちの生活と心に深く結びついてきた「母なる川」であります。
 阿武隈川の豊かな自然、そして阿武隈川によって培われた歴史と文化を生かし、新たなふるさとの文化を創造し21世紀へ伝えていくこと、このことは流域に暮らす人々にとってこの上ない喜びであり、今を生きる私たちにとって欠かすことのできない義務であるとさえ言えます。
 また、阿武隈川の詩を創作することは、将来を担う子供たちが、先人が築いた阿武隈川の歴史と文化に触れ、そして流域に暮らす人々の「ロマン」に巡り会うことでもあると言えます。
 子供達の心に阿武隈川の「夢」を育み、ふるさとの川の「未来」を夢見る豊かな感性を育てるとともに、流域に暮らす全ての人々の心を一つにしていくために制作するものです。

 

2 経  緯
第2回サミットにおいては、第1回サミットの共同声明をいかに具現化していくか、その方向性を2つの分科会で各市町村長が意見交換しました。
 最終的には源流から最下流まで多様な姿を見せる阿武隈川についての共通の認識を深め、流域に暮らす人々がお互いに理解することが、流域一体となって基本理念を実現するための原点であることが確認されました。そのために私たちが阿武隈川を「ふるさとの川」として次の世代に伝えていくと同時に、流域に暮らす約140万人共通の心の拠り所となる「歌」を作ることが提唱されました。

 1)制作日程
小椋佳氏に制作を依頼し、第3回阿武隈川サミットで発表すると同時に、その普及啓発を図る。

 2)啓発普及について
  ① 流域29自治体(発足当初)統一的な取り組みについて
  ■制作CD配布による普及活用(流域自治体の小・中学校、高校、公共施設への配布による、授業・校内放送・部活動・各種事業等による活用。)
  ■阿武隈川サミット実行委員会統一イベントでの活用(イベント開催、作品集の発行等)
  ■楽譜の配布(流域自治体内の小・中学校、高校への配布による音楽授業での活用)
  ② 各自治体での取り組み
  ■合唱コンクールの開催(各自治体内での合唱コンクールでの課題曲としての活用)
  ■各種イベントでの活用

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